内部雷保護/特集コーナー/内部雷保護用語一覧/内部雷保護関連の用語集[さ行] | |||||||||
|
|||||||||
■■■内部雷保護用語集 [さ行]■■■ | |||||||||
[あ行] [か行] [さ行] [た行] [な行] [は行] [ま行] [や行] [ら行] [わ行] 用語集一覧へ | |||||||||
[さ行] | |||||||||
サージ防護デバイス(surge protective device)(SPD) | |||||||||
過電圧を制限し、サージ電流を分流することを目的とするデバイス。このデバイスは1ヶ以上の非直線素子を内蔵している。(IEC62066 低圧設備の雷保護の一般情報)ただし同一の機器をIEC61312-1「雷による電磁インパルスに対する保護」では「サージ保護装置」またIEC60364「建築電気設備」では「過電圧保護器」と呼んでいる。 | |||||||||
サージ防護デバイスの保護能力 | |||||||||
公称放電電流に対する制限電圧で決まる。雷インパルス放電開始電圧は、そのサージ防護デバイスが保護する機器設備の雷インパルス耐電圧のおよそ80%以下。開閉インパルス放電開始電圧は機器設備の開閉インパルス耐電圧のおよそ85%以下。(雷と開閉インパルスで裕度が異なるのは、雷インパルスの方が波頭が急峻であるため。) | |||||||||
最大連続使用電圧Uc(maximum continuous operating voltage) | |||||||||
防護モードのSPDに連続して印加してもよい最大実効値又は直流電圧。これは定格電圧に等しい。 | |||||||||
残留電圧Ure(residual voltage) | |||||||||
放電電流の通過によってSPDの端子間に発生する電圧のピーク値。 | |||||||||
試験用接続部(test joint) | |||||||||
雷保護システム構成部分の電気的試験及び測定を容易にするために設置した接続部。 | |||||||||
下向き負雷撃 | |||||||||
負の雷雲電荷から大地に向かって負の先駆放電が下向きに進展する。最も普通の大地放電の形式である。 | |||||||||
下向き正雷撃 | |||||||||
正の雷雲電荷から大地に向かって正の先駆放電が下向きに進展する。 | |||||||||
主接地端子(main earthing terminal)及び接地母線(main earthing bar) | |||||||||
電位ボンディング導体及び接地することを目的とする一機能接地があるならばその導体を含む一保護導体の接続に供される端子又は母線。 | |||||||||
主等電位ボンディング(main equipotential bonding) | |||||||||
等電位ボンディングのうち次の導電性部分を互いに接続する部分。 ・主保護導体 ・主接地導体又は主接地端子 ・ビル内に引き込む配管類。例えばガス管,水道管 ・金属橋躯体,集中暖房設備及び空調設備 |
|||||||||
受雷部システム(air termination system) | |||||||||
外部雷保護システムのうち雷撃を受けるための部分。 | |||||||||
商用周波放電開始電圧 | |||||||||
サージ防護デバイスの両端子間に印加された際に波高値付近において放電が起きて実質的にサージ防護デバイスに電硫が流れ始める最低の商用周波正弦波電圧の実効値を言う。 | |||||||||
制限電圧 | |||||||||
サージ防護デバイスの放電中、過電圧が制限されて、両端子間に残留するインパルス電圧であって、放電電流の波高値及び波形によって定まる。通常は波高値で示す。 | |||||||||
制限電圧電流特性 | |||||||||
一定極性、一定波形で波高値の異なる種々のインパルス電流をサージ防護デバイスにながした場合における制限電圧波高値と放電電流波高値との関係をいい、この関係をグラフで示したものを制限電圧電流曲線という。 | |||||||||
接地基準点(ERP)(earthing reference point) | |||||||||
共用接地システムとシステムのボンディング回路網とを1ヶ所で行った接続点。 | |||||||||
接地極(earth electrode) | |||||||||
大地への電気的接続を提供する接地電位をもった1導体又は導体の集合。(大地と直接電気的に接触し、雷電流を大地へ放流させるための接地システムの部分又はその集合。) | |||||||||
接地係数 | |||||||||
三相電カ系統のサージ防護デバイス設置点における接地係数とは、1線接地事故の際にサージ防護デバイス設置点における健全相の対地電圧の達し得る最高の実効値を、事故を除去した後の線間電圧の百分率で表したものをいう。 | |||||||||
接地システム(earth-termination system) | |||||||||
外部雷保護システムのうち、雷電流を大地へ流し拡散させるための部分。(備考)抵抗率の大きい土壌において、接地システムは付近の大地への落雷によって土壌に流れる雷電流を補足することがある。 | |||||||||
接地線(earthing conductor) | |||||||||
主接地端子又は接地棒を接地極へ接続する保護導体 | |||||||||
接地電圧(earth-termination voltage) | |||||||||
接地システムと無限遠大地間との電位差。 | |||||||||
先駆放電 | |||||||||
最初に雲底から出発した先行放電。 | |||||||||
先行放電(leader) | |||||||||
帰還雷撃に先行して雷雲から大地に向かって進展する放電。 | |||||||||
相互接続した鉄筋(interconnected reinforcing steel) | |||||||||
電気的に連続性があるとみなされる建築物等内の鉄筋組み。 | |||||||||
挿入損失(insertion loss) | |||||||||
電源供給システムに接続したSPDの与えられた周波数における挿入損失は、試験対象SPDを挿入する前後に、挿入点の負荷側の給電線に現れる電圧の比。この結果はデシベル単位で表す。 | |||||||||
測定制限電圧(measured limiting voltage) | |||||||||
規定した波形及び振幅のインパルスを印加したとき、SPDの端子間で測定した電圧の最大値。 | |||||||||
続流(follow current) | |||||||||
電源系統から供給する電流で、電圧スイッチ形SPDがインパルス放電電流で放電後にSPDを引き続き流れる短絡モードの電流をいう。一般に電圧制限形SPDでは続流は流れない。 | |||||||||
[あ行] [か行] [さ行] [た行] [な行] [は行] [ま行] [や行] [ら行] [わ行] 用語集一覧へ | |||||||||
|
|||||||||
内部雷保護/特集コーナー/内部雷保護用語一覧/内部雷保護関連の用語集[さ行] | |||||||||
Copyright(C) 2001-2005 AceLion Co.,
Ltd. All rights reserved
|