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JIS A 4201:1992/避雷設備各部の説明1〜4

避雷設備各部の説明1〜4
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  避雷設備・各部の詳細については右の索引からどうぞ

1)突針

2)支持管

3)取付金具

4)架台
 
(1)突針
JIS型突針(新型)
主針の脱落が全くない
突針を標準装備!!
構成
突針の従来型は針部分(主針または主針と小針)、本体部分、基部とで構成されていました。JIS型(大・中型)、建設省型(LR-1型・LR-2型)、住宅都市整備公団型、郵政省型、アルミ突針、ステンレス突針は脱落防止構造(一体型)を標準装備して、主針の脱落に対し万全をはかりました。


脱落防止型の突針
従来の突針は複数部品のねじ込みにより、組合わせ式の一体構造となっていました。しかし、これを支持管に取り付けた場合、年間わずかですが脱落する例が報告されていました。その原因は耐震・耐磨耗実験から求められない複雑な振動が実際の使用中に発生することがあります。そのため、特に主針下のねじが磨耗して脱落するからです。「脱落防止型突針」とは複数部品の組み合わせを止め、小さなネジ部を廃し、複雑な振動にも耐え得る構造にしたものです。

形状
突針の形状には、大型、中型などいろいろありますが、いずれもJIS規格に適合するように製作されます。針部分は単針型(主針1本型)と複針型(主針1本と小針3本型)との2種類ありますが、いずれも突針としての避雷効果には変わりありません。メーカー標準型の他に各省庁、公社、公団、設計事務所などの独自仕様による突針があります。

材質
突針の材質はJIS規格により、銅(銅合金を含む)またはアルミニウム(アルミニウム合金を含む)の直径12mm以上の棒、あるいはこれと同等以上の強度、性能のものと規定されています。しかし、できれば安全性を考え、JIS規格の直径12mmを上回る15mm〜20mm直径の規格で製作されたものが理想的です。

耐蝕加工
突針の針部分の先端には、クロームメッキ、金メッキを標準仕様として施してありますが、従来からの純金焼付加工のものもあります。

突針部分の取り付け
各部の接続は、ねじ込み接続式となっておりますが、振動によって緩むことを想定し、タッピングネジおよび瞬間接着剤を使用して、より堅固に締め付ける必要があります。突針と避雷導線との接続は基部のターミナルに避雷導線を挿入して、半田ろう付け、黄銅ろう付けなどにより、「電気的に完全に」接続する必要があります。

特記
突針その他が腐食性ガスに直接さらされる場合には、厚さ1.6mm以上の鉛板で覆わねばならない旨、JIS-A4201-1992で規定されています。




(2)支持管(ポール)および支持柱

種類
支持管(ポール)及び支持柱には、下記の種類があり、それぞれ特色があります。被保護物の種類・設置場所・条件により選定・利用します。

1.白ガス管(SGP・白)
配管用炭素鋼鋼管(SGP・黒)に亜鉛メッキを施した管(磁性管)
2.亜鉛メッキ構造用鋼管(SGP・白)
一般構造用炭素鋼鋼管(STK・黒)に亜鉛メッキを施した管(磁性管)
3.ステンレス管(SUS304)
配管用ステンレス鋼鋼管(SUS304TP)(非磁性管)
4.黄銅管(BST)
銅及び銅合金継目無管(C2600)(非磁性管)
5.アルミテーパーボール
昭和ポール(株)製造の1種類(非磁性管)
6.鋼管テーパーポール
SS400のテーパーポールに亜鉛メッキを施した管(磁性管)
7.パンザーマスト
高張力鋼板による鋼板組立柱
※パンザーマストは、段継ぎ毎を完全に接続(溶接)しない限、突針支持管としては利用できません。他の材質の支持管を取り付ける支持柱として使用します。

特記
支持管(ポール)に磁性金属管を使用する場合には、落雷時に電磁作用により管が圧壊するので、JIS規格により避雷導線は管内を通してはならないことになっていますので、設計・使用の際には充分な注意が必要です(JIS-A4201-1992.3.1.1)

配線方式
支持管(ポール)の配線方式は下記の三方式があります。

1.管内配線方式
非磁性金属管を使用し、支持管(ポール)の中に避雷導線を通す方式。
2.管外配線方式
磁性金属管を使用する場合は、特記により管内配線ができないので、支持管(ポール)の外側に避雷導線を沿わせる方式。
3.管体導体方式
断面積300mm以上の鉄管または断面積110mm肉厚2mm以上のアルミニウム管(JIS H4080,JIS H4090)を使用する場合に、支持管(ポール)を避雷導線の一部として使用する方式(JIS-A4201-1992.3.1.1(9))

強度計算
支持管(ポール)の強度計算(風圧力等)は建築基準法第36条、建築基準法施工令第87条の2(速度圧の規定)及び第87条の4(風力係数の規定)、第88条(地震力の規定)で定められています。
通常の各標準支持管(ポール)は、耐風圧力強度計算をして標準化したものです。特に特定行政庁が指定した風の強い地域または雪の多い地域等に設置する場合は、支持管の耐風圧荷重性を考慮して、より安全度の高いものを選定するべきでしょう。

耐風圧力強度計算



選定方法
1.ポールの取付高(GLより)とポールの有効長・全長・支持長をあらかじめ設計して求めます。
2.ポールの取付方式(壁付型・自立型)と上記条件により型番を選定
3.型番選定後、寸法図により各鋼管の管径を決定
4.注文の折に各接続方式を指定



(3)支持管取付金具



種類
支持管(ポール)取付金具は、支持管(ポール)の外径寸法により各サイズあり、その取付方法によって下記の種類があります。

1.埋込用(リング式)
取付金具の足を柱または壁に埋込む方式。
2.露出用(サドル式・リング式)
アンカーボルト・スーパーアンカー・インサート金物などを柱または壁に埋込み、取付金具は露出になる方式。
3.バンド式
パンザーマスト・コンクリート柱などにバンド(ステンレスバンドなど)で取り付ける方式。

材質
一般仕様としては、黄銅製、鉄溶融亜鉛メッキ製ですが、別途製作品としてステンレス製なども製作されます。この場合の寸法仕様は鉄溶融亜鉛メッキ製と同じになります。

取付方法
支持管(ポール)取付金具の足またはアンカーボルトなどは、建物の鉄骨・鉄筋に溶接したり、市販の打込み式アンカーを使用したりして堅固に取り付けます。



(4)支持管(ポール)架台およびアンカーボルト



種類
架台は建物の形状・取付場所・屋根材・防水処理方法により、コンクリート基礎用・スレート屋根用・瓦屋根用・折版屋根用・折版瓦棒葺屋根用などに分類されます。一部を除き現場合わせの必要がありますので、図面に基づき詳細寸法を指示しなければなりません。

材質
一般には、鉄製亜鉛メッキ仕上げですが、瓦屋根用には黄銅製のものもあります。また、特別製作でステンレス製のものも承ります。

取付方法
1.コンクリート基礎用
コンクリート基礎に取り付ける場合は、防水処理上コンクリート基礎は別途建築工事とし、建築構造計算上問題となるかもしれませんので、架台設置位置は梁の上とし、セットアンカーボルトはスラブ鉄筋に堅固に取り付けます。
2.スレート屋根用
支持管(ポール)・取付台などの荷重が直接スレート屋根にかからないように注意します。また、屋根貫通の場合は、防水処理上細心の注意をはらい、万全を期すよう心掛けます。
3.瓦屋根用
棟瓦との間に充分モルタルを詰めて固定すれば、2m位までの支持管(ポール)は大丈夫ですが、それ以上高くなる場合は、支線をとった方がいいでしょう。
4.折版屋根用
折版屋根を母屋に留めているフックベルトを利用し、支持管(ポール)架台の荷重を直接屋根材にかけないよう注意します。
5.折版瓦棒葺屋根用
支持管(ポール)・架台の荷重を直接瓦棒にかけないようにして、支線を必ず取るよう注意します。
6.セットアンカーボルト
現場加工では正確なピッチが出しにくいので、あらかじめ工場加工し亜鉛メッキを施したもの(溶接で組立てたもの)を現場で堅固に取り付けます。
 

 
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