内部雷保護/過電圧保護の概要/SPD(アレスタ・避雷器)のエネルギー協調 | |||||||||
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■■■SPD(アレスタ・避雷器)のエネルギー協調 | |||||||||
(JIS C 5381-12)■■■
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SPD(アレスタ・避雷器)のエネルギー協調(JIS C 5381-12) | |||||||||
SPD(アレスタ・避雷器)のエネルギー協調とはクラスT、クラスU、クラスVのSPD(アレスタ・避雷器)をそれぞれのエネルギー耐量に従って許容できる値に分担させることをいいます。弊社ではデカップリングリアクトルが不要で選定の容易なクラスT+U複合型SPD(アレスタ・避雷器)も用意しています。 ・エネルギー協調にはデカップリングリアクトルの設置又は電線自身のインピーダンスの利用により電圧降下を発生させる必要がある。 ・エネルギー協調がとれていなければSPD(アレスタ・避雷器)は破損し機器も高い確率で破壊される。 ・エネルギー協調をとるためには各SPD(アレスタ・避雷器)は同一メーカーのものを使用する必要がある。これはJIS C 5381-126.2.6.2(P.33)に明記されている。 ・上記によらない場合は複雑な4つの項目により協調が取れていることの確認が必要であり、非常に手間がかかる。 エネルギー協調の原理 SPD(アレスタ・避雷器)の一般的な特性としてクラスTSPD(アレスタ・避雷器)はエネルギー耐量大、電圧防護レベル高、クラスUSPD(アレスタ・避雷器)はエネルギー耐量中、電圧防護レベル中、クラスVSPD(アレスタ・避雷器)はエネルギー耐量小、電圧防護レベル低です。これらのSPD(アレスタ・避雷器)を同一電路に設置する場合、SPD(アレスタ・避雷器)は電圧防護レベルが低いものから動作を開始します。先に動作するSPD(アレスタ・避雷器)のエネルギー耐量は小さいので、直撃雷電流などの大きなエネルギーが侵入した場合には破損します。 そこで両SPD(アレスタ・避雷器)間にデカップリングリアクトルを設け、そこで生じる電圧降下を前段のSPD(アレスタ・避雷器)に加えることにより、後段SPD(アレスタ・避雷器)が許容エネルギー耐量を越える前に動作させることができます。これがエネルギー協調のとれているSPD(アレスタ・避雷器)の適用方法です。 |
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内部雷保護/過電圧保護の概要/SPD(アレスタ・避雷器)のエネルギー協調 | |||||||||
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